Sukhoi Su-47 "Berkut"
スホーイ設計局 Su-47 "ベルクト"
ロシア試作マルチロール戦闘機
Italeri 1/72

≪実機について≫
スホーイの正式採用名であるSuを名乗っているが、
その実はS-37という実験機である。
そもそものS-37は、MiG-29、Su-27に続く、新世代戦闘機の試験機の予定だった。
単発エンジン、カナード翼を装備した無尾翼ダブルデルタ翼構造で、
フランスのラファールや、スウェーデンのJAS-39グリペンのような機体が設計されていた。
が、MiG-1.44を軸に行われていた次世代戦闘機開発計画が、ソ連崩壊から続く経済危機によってご破産となるなど、
まず正式採用の見込みが無いため、スホーイ設計局独自の純然たる実験機に変貌していったと思われる。
同機最大の特徴は、アメリカのX-29以来、実に2機目となる前進翼機であること。
理論上、前進翼は後退翼より低速域での安定性が高いが、
高速飛行時には空力の関係で、最悪の場合空中分解の可能性がある。
しかし複合材の出現により主翼の構造強化が出来るようになり、実際の運用が可能となった。
そしてその前進翼の安定性と、カナード翼、水平尾翼を利用し、
Su-35フランカーで評価が高かった三翼面制御のテストも行っている。
また、ステルス性についても研究対象のようで、ウェポンベイを使うなど、対策が見られる。

≪キットについて≫
イタレリの製品です。ちなみにこれは2機目。先代は猫によって撃墜され、スクラップとなりました。(笑)
イタレリらしいといえばイタレリらしいキットでした。
プラが柔らかく、主翼パーツは箱の中の位置の関係ですこし傷があったり。
ベルクトの意味である、”黄金の鷲”の名に負けず、
黒塗りの前進翼戦闘機は威圧感ばっちしです。
塗装は文字通りつや消し黒。あと白。
赤い星と共に見参です。