Mcdonnell Douglas F-15 "Eagle"
マクダネル・ダグラス F-15 "イーグル"
![]() アメリカ空軍 F-15C |
<概要>
朝鮮戦争以後に登場したミサイルの性能の高さから、ミサイル万能論が台頭し、
対地攻撃機のみを生産し、制空戦闘機を蔑ろにしてきた。
そのため、60年代にはF-4以外にまともな戦闘機が存在しなくなり、
ベトナム戦争時には制空がままならず、大変な損害が発生した。
世界の警察を自負するアメリカにとって、失われた制空能力の復活は最重要となり、
海軍にF-14トムキャットが登場し、ソビエトにはMiG-25フォックスバットが出現したこともあって、
空軍の主力制空戦闘機として、F-15が開発されることになった。
開発は絶対に失敗が許されない状況で行われ、
試作段階では事故が何度もあったものの、度重なる改良で非常に優秀な能力を持つ戦闘機となった。
コックピットは丸型計器が多いが、見やすくまとめられており、
ヒューズAPG-63パルス・ドップラー・レーダーを使用し、目視外射程戦闘を考慮し、
格闘戦時にも、後方確認が容易なように、大きなキャノピーと平らな胴体を持っている。
プラット・アンド・ホイットニー製F-100ターボファンエンジンを搭載し、
アフターバーナー使用時にはアポロ計画に使用されたサターンロケットをも上回る上昇力を見せる。
徹底した制空能力を持たせたために、1機当りの価格は非常に高価になってしまい、
日本を含む経済的に裕福な一部の国でしか運用されていないが、
その価格に見合う戦果を残し、1機撃墜されるまでに数百機の敵機を撃墜する記録となっている。
<各形式>
・F-15A
最初の量産型。
・F-15B
F-15Aの複座型。
・F-15C
F-15Aの能力向上改修型。
・F-15D
F-15Cの複座型。
・F-15J、DJ
F-15C、Dの日本向け仕様。
<搭載兵器>
・M61A1
16.8mmガトリング砲。装弾数512発。
・AIM-7 "Sparrow"
中距離対空ミサイル。セミアクティブレーダー誘導方式。
・AIM-9 "Sidewinder"
短距離格闘戦ミサイル。赤外線誘導方式。
・AIM-120 "AMRAAM"
中距離対空ミサイル。アクティブレーダー誘導方式。
・Mk.81、82、83、84
通常爆弾。250ポンド、500ポンド、1000ポンド、2000ポンドサイズがある。