Su-32


Sukhoi Su-32 "Strike Flanker"
スホーイ設計局 Su-34 "ストライク・フランカー"


スホーイ設計局試作機 Su-32FN

<概要>
制空戦闘機、そしてマルチロール機として成功したSu-27の機体を利用し、
MiG-27フロッガー、Su-24フェンサー、さらには爆撃機Tu-22Mバックファイアの代替となる戦闘爆撃機型が開発された。
原型機Su-27IBの初飛行は1990年4月。
コックピットを並列複座とすることで、攻撃時の乗員の意思疎通の利便性を考慮し、
チタン製のコックピット装甲を施すことで生存性を向上、
低空侵入のための航法、攻撃、地形追随、回避レーダーを搭載。
また、レニーニエッツB-004フェイズド・アレイ・レーダーを装備したことで機首が潰れた形になり、
大型化されたテイルコーンに後方警戒レーダーを装備している。
他に深部侵攻作戦時の低空飛行の安定のため、飛行安定制御システムが搭載されている。
装甲が厚くなったため、自重が大きく増え、そのために主脚がタンデム配置のダブルタイヤになっている。
珍しい特長として、コックピット回りが挙げられる。
キャノピーが開いて乗り降りするのが普通の戦闘機のスタイルだが、
Su-32は前脚収容庫内に扉があり、そこから梯子を下ろして乗り降りする。
広いコックピットは通常巡航時には与圧もされていて、トイレ、簡易キッチンまでもが整備されている。
本題の機体性能だが、
外観上はコックピット部が大きく突き出し、あまり機動性は高くはないと思われそうだが、
エリアルールが適用されているので、フランカーシリーズの得意技であるコブラといった機動は行われてはいないが、
その姿からは想像し難いほど軽快な動きを見せる。
とはいえ、空対空戦能力が十分残っているといっても本来は戦闘爆撃機。対空戦闘に使われることはまずない。
最大速度も、エアインテークが可変ランプになっていないため、マッハ1.8程度と落ちるが、
対地高度100mをマッハ2を越えて駆け抜ける物好きなパイロットはまずいないため、これもさしたる障害にはならないだろう。

<各形式>
・Su-27IB
Su-32の原型試作機。Su-27を並列複座に改設計した機体。
・Su-32
戦闘爆撃機型の基本型式。旧称Su-34。
・Su-32FN
海軍向けSu-32。ソノブイ、魚雷等の運用が可能になり、対潜哨戒任務に就くことが出来る。空母運用は考えられていない。

<搭載兵器>
Su-35が搭載可能な兵器に加えて、
・Kh-41 "Moskeet"
ラムジェットエンジンを利用した長距離対艦ミサイル。慣性&アクティブレーダー誘導方式。艦対艦からの派生型。