Sukhoi Su-35 "Super Flanker"
スホーイ設計局 Su-35 "スーパー・フランカー"
![]() スホーイ設計局試作機 Su-35 |
<概要>
Su-27を元に、新たに出現したEF-2000タイフーン、ラファールといった次世代戦闘機に対抗するため、
性能の向上、マルチロール化、全天候作戦能力を持たせたバージョンアップ型。
Su-27に対し、外観上はカナード翼の追加、テイルコーンの大型化、垂直尾翼の拡大が施され、
内装としてデジタル・フライ・バイ・ワイヤの装備、
20目標同時追跡、8目標同時攻撃が可能なファザトロンN-011フェイズド・アレイ・レーダーへの換装、
大型化されたテイルコーン内にN-014(711号機はN-012)後方警戒レーダーを装備し、
コックピットはマルチファンクションディスプレイが多く使われ、グラスコックピット化されている。
特にカナード翼、主翼、尾翼を使った、スリーサーフェス(三翼面形態)の技術により、
コブラはもとより、水平旋回中に横向きにコブラを行う、フックという機動も編み出された。
また、後方警戒レーダーの搭載は初めての試みで、
索敵距離は短いが、もちろんロックオンが可能である。
後ろ向きに搭載したR-73アーチャーを使っての後方への攻撃が実験されている。
実用化は疑問だが、それでもうかうかSu-35の後方へ回り込んで攻撃することが逆に危険となる可能性が出た。
ロシア本国では長年続く財政難のため、正式採用の可能性はほとんどないが、
高性能に対して非常に安価であることがあいまって、輸出のための売り込みが行われている。
<各形式>
・Su-35(Su-27M)
Su-35系列の基本型式。
・Su-35UB
Su-35を複座とした能力向上型。
・Su-37
Su-35に推力偏向ノズル仕様のエンジンを装備。
<搭載兵器>
Su-27が搭載可能な兵器に加え、
・R-77 "Adder"
中距離対空ミサイル。アクティブレーダー誘導方式。
・R-37 "Arow"
長距離対空ミサイル。アクティブレーダー誘導方式。
・Kh-25 "Karen"
短距離対地ミサイル。赤外線、ラジオ指令、レーザーの各種誘導方式がある。
・Kh-29 "Kedge"
短距離対地ミサイル。TV指令、レーザー、パッシブレーダーの各種誘導方式がある。
・Kh-31 "Krypton"
中距離対地ミサイル。アクティブレーダー、パッシブレーダーの各種誘導方式がある。
・Kh-35 "Uran"
中距離対艦ミサイル。アクティブレーダー誘導方式で、艦対艦からの派生型。
・Kh-59 "Kingbolt"
中距離対艦ミサイル。慣性&TV指令誘導方式で、使用にはAPK-9データリンクポッドが必要。
・Kh-59M "Kazoo"
長距離対艦ミサイル。慣性&TV指令誘導方式で、キングボルトのターボジェット推進式射程延長型。
・KAB-500、1500
誘導爆弾。赤外線、レーザーの各種誘導方式、500kg、1500kgサイズがある。
![]() スホーイ設計局試作機 Su-37 |